「ミミズクと夜の王」「MAMA」「雪螳螂」を読んだ。
最初は一作目のミミズクと夜の王から読んだんだけど、最近あまり読んでなかった感じの本で、すごく印象深かった。
んで、これは他の作品も読むしかないと思って残り二冊を買って読んだ。
紅玉いづきさんの小説はどれも良かったけど、一番好きなのは雪螳螂かな。
読み始めて少ししてトーチカがあいつだったことに気づいて、嗚呼って思った。
なんていうか心が震える感じ。
で、あの結末。
本当にすごく好き。
雪螳螂の話の中で、トーチカが一番好きだった。
なんていうか、ああいう在り方に憧れる? っていうかなんというか・・・
もちろんアルテシアも気に入ってるけどね。
あと、ロージアも好き。
それから、雪螳螂を読み終わった後に最初の見開きのイラストを見返して、すごく感動した。
読む前はただ綺麗なイラストだなって思っただけだったけど、読み終わってからはその意味が分かって、全然違って見えた。
他の二作で好きだったのはミミズクとトトとホーイチ。
人喰いの物語はこの三作で終わりらしいんだけど、他に小説を出す予定があるのか気になるところ。

空想の世界で感じる魂の震えるような感動が、未だこの世界に残っているのかどうか分からない。
物語やその作り手の人は素晴らしいと思うし、それらがある意味三次元なのは承知してる。
でも、なんていうかそういうのではない三次元、つまりこの現実の世界でただ生きていてああいった感動を得ることは無いんじゃないかと俺は思うわけだ。
そうすると生きていくのがつらくなる。
もちろん、この世の全ての物語を知るまでは死ぬつもりはないけどね。

というわけでまずは寿命をうんと延ばすところから始めないといけないわけだが・・・

」への2件のフィードバック

  1. 寿命は延びなくてもいいから、
    二次元の世界に行ける何かが発明されてほしいわ・・・

  2. 紅玉いづきさんの人食い3部作は最高よね。
    なんていうかほんとに本の中に引き込まれるかんじで。
    私はMAMAが1番好きだったかなぁ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。