無題

眠れない。
小説が読みたい、アニメが見たい、ゲームがやりたい。
読んだことのない小説が読みたい、見たことのないアニメが見たい、やったことのないゲームがやりたい。
まだ知らない物語を、知りたい。
眠れないのは、そういうことをとても欲しているのに無理に寝ようとするからじゃないかと思った。

私とは別個体として存在している人間の頭の中の考えは知りようがないけれど、私にとっての生きる糧というのは間違いなくまだ知らない物語が存在しているという事実だと思う。
この世に物語というものがなかったら、とうの昔に私はこの世を去っていただろうとも思う。
まぁ、最初から世界に物語というものが存在しなければ、私はそれを必要とする人間にはならなかっただろうと思うが。
我ながら訳の分からないことを書いている。
でもたまにはこういう方法でのストレスの発散も必要なのではないかと思う。

なぜこんなことを唐突に書き始めたかというと、やはり退屈な日常が連続しているせいだろうと思う。
未知の物語を必要とするのも、自らの日々の生活に新しい物語が存在しないからだろう。
惰性に従って日々を過ごしていると、ある日唐突にそれがつまらなくなって生きていることに対する疑問を抱いてしまう。
どこか海外の、常時戦争でも起きているような国に行ってそこで生活してみれば、退屈ではなくなるのだろうか。
この物語に対する飢えはなくなるのだろうか。
だが、海外に行って云々ということも、結局は自分の知らない新しい日々、物語を探しているにすぎないのだろうと思う。
日夜命の危険にさらされていれば、そういう考えが頭に浮かぶことすら無くなるのかもしれないが。

最近は学校が休みで暇な時間を持て余しているせいか、色々なよく分からない事を考えてしまってすごく疲れる。
見知らぬ新しい物語を、ずっと読んでいるだけでいい存在になりたいものだ。
今の生活はある意味その状態にとても近いけれど、じきにやらないといけないことが出てくるのが問題なんだ。
それが私をとても悩ませる。

ちなみに、私の手元には今一冊の本がある。
題名は「タテ社会の人間関係」。
もちろん自分で買ったものではなく、大学でもらった、小論文の課題図書的な本である。
嗚呼、物語が読みたい。
何処かの誰かが自分の考えや意見や社会に対する考察を綴った本は読む気が起きない。
物語が読みたい。
この本の著者は、自分が本で伝えたかった事を物語にして出版するべきだったんだ。
そうすれば、この一冊の本によって私の渇きは一時の間癒されるというのに・・・

うん、明日起きたらありったけの紙幣を財布に詰め込んで本屋に行ってこよう、そうしよう。
市立図書館は読みたい本が予約で埋まってる気がするけど、一応見てこよう。
読みたい漫画もあるんだ、ブックオフで安かったら買ってこよう。
見たいアニメも映画もある、TSUTAYAにも行こう、動画サイトも久しぶりに探してみよう。
ついでにゲームショップにも行って欲しいゲームがあるか見て来よう。

さて、今一度、眠りにつけるかどうか試してみるとしよう・・・

無題」への3件のフィードバック

  1. 俺物語り小説って読んだことないんだよね
    今まで読んだやつっていったら歴史小説とか経済学や心理学系の文庫本しか読んだことないわ
    昨日俺は気がついたらこんな本を買っていた
    http://www.bk1.jp/product/03049513
    こんな感じな本が俺は趣味かな

  2. 自分でオリジナルストーリーを構築してみては?とか提案してみたり。
    キャラ設定だけでもかなり暇つぶしにはなると思う。
    そして小説に書き起して目指すゴールはコミケで発表だっ!(マテ
    そこまで本気にやってみろとはいわないまでも、けっこう創作活動はじめてみると雀ちゃんみたいな性格ならのめりこめると思うんだがなぁ

  3. >しゃいんさん
    物語は命の源。
    ちなみに、歴史小説とかは普通に好き。
    普段あまり読まないけどね。
    経済の本を読んだ時とかでも、エピソードとかを交えて上手く説明してあるとそれだけで好きになれる。
    とりあえず娯楽としての小説も読んでみると楽しいよ。
    オススメ。
    >みくるたん
    だが書こうと思っても書けないという罠。
    創作活動も創作活動してる人も好きだが、いかんせん自分には才能とか努力とか色々と欠けてるものが……

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